クールシェアとは
クールシェアが生まれた背景
東日本大震災後、産業部門へは電力消費の制限令が出ましたが、家庭部門への対策はありませんでした。調べたところ、夏の電力消費ピーク時、家庭でのエアコンの電力消費が突出していることがわかりました。(資源エネルギー庁ホームページをご覧下さい)
そこで、家庭での無駄なエアコン使用を減らすアイデアとして、クールシェアが提案されました。


クールシェアと熱中症対策
自治体によるクールシェアの取り組みが増えるとともに、「熱中症対策」がそのテーマになりました。自治体が熱中症対策のために設置する「涼み処」(オアシス等、名称は様々)は、高齢者などに利用が限られることもあるのに対し、クールシェアスポットの方が、より多くの一般市民や来街者を対象としています。
主要国の負荷率の推移
日本はピーク時の消費電力と消費電力の平均値との割合を示す「負荷率」が、他の国に比べて非常に低い(クールシェアを開始した2011年以前)です。(負荷率の値が低い方が、ピーク時と平均値との差が大きい)
電力会社は、ピーク時の電力需要をベースに、必要な発電量を算定しますので、クールシェアでピーク時の消費電力を減らせば、発電所の数を減らすことができるわけです。
その後、東日本大震災を契機に進んだ省エネ努力により、日本の負荷率は著しく上昇し、世界でトップレベルになりました。

イギリスは1985年以前は第ブリテン、1985年以降は英王国。
【出典】(1)電力新報社(編集発行):電力構造改革料金制度編(1999年3月),p133
(2)電気事業連合会統計委員会(編):(社)日本電気協会(p286)
おうちでクールシェア

止め、1部屋に集まり家族団らんを。
ご近所でクールシェア

に集まって楽しいおしゃべりタイム。
自然でクールシェア

い場所に行き、のんびりと過ごす。
まちでクールシェア

コンを止めてきた人たちに提供する。